推クロの色々な資料を集めていこう,という主旨のページですが,今のところは「史上初の推クロ」の問題を紹介しています。
「ニコリ」編集部の(金)さんに無理を言って転載させて戴いているものですから,無断転載はご遠慮願います。m(_ _)m
推理クロスは「ニコリ」編集部で生まれ,その記念すべき第1問はニコリのミニコミ誌「月刊ニコリスト」に掲載されました。問題作者である(金)さんの当時のコメントには,「ケイスケのようであり,推理パズルのようであり,余計文字クロスのようであり,スケルトンのようであり,なんともいえぬものになりました。」とあります。推クロ独特の「掴みどころのなさ」は既にこの頃からあったようですね。
では早速,問題の方を。まずはオリジナルのままで紹介します。なお,「クロスワードが完成したら斜めにある言葉が読めます。」という懸賞問題が付いていました:
サイズ:7×7 作:(金)
・黒マスはタテヨコに連続しない
・5では,2回使う文字がある
・4には,ユソウが入る。
・サカナとセナカは交差している
・3にはウドンが入る
・黒マスが1番多いのはF
・Cには3文字2つ
・Aにはサイテイが入る
・キチンヤドはドウソウセイと交差する
・Dにはナとミがどこかに入る
・どこかにカキ,エンジ,キリン,テアテ,イチジク,イゼンケイが入る
・イエナなんて言葉はない
「黒マスはタテヨコに連続しない」というのがルールに明文化されておらずにヒントに書かれていたり(というより,このときには「ルール」そのものが明文化されていなかった),ヒントの順番や読点の位置が不統一だったりする辺りがプリミティヴな雰囲気で良いですね。
「黒マスが1番多いのはF」「Cには3文字2つ」などといったテクニカルなヒントがこのときからあった,というのは驚きです。
因みに,当時は「意味のない文字の並びは入らない」という暗黙のルールがありましたから,現在の推理クロスのルールではこの問題は解けません。思いっきり別解が出てしまいます。そこで試みに,にゃんばずが「現代版」としてリメイクしてみました:
サイズ:7×7 原作:(金),改作:にゃんこばずうか
・ドウソウセイはキチンヤドと交差する。
・サカナはセナカと交差する。
・サイテイはAに入り,ウドンは3に入り,ユソウは4に入る。
・5にはウの字が2つ入る。
・Cには3文字のコトバが2つ入る。
・Dにはナの字とミの字が入り,ナの字の方が上に入る。
・Fに入る黒マスの個数は,他のどのタテヨコの列のそれよりも多い。
・どこかにハの字が入る。
・どこかにイゼンケイ,イチジク,エンジ,キリン,テアテ,カキが入る。
なるべく原題の解き筋を損なわないようにガンバってみましたが,所詮はにゃんばずの腕なので,どうなってることやら。記念すべき推クロ第1問の名を傷付けていないことをただただ祈るのみです。