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10Gbps(ギガ)回線とは? 思ったより速度が出ないって本当? フレッツ光クロスを例に契約時に注意すべきポイントを解説
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インターネットの普及が進む中、より快適なネット環境を求めて10Gbps回線に注目が集まっています。
この記事では、10Gbps回線とは何か、そして代表的な10Gbps回線サービスであるフレッツ光クロスを例に挙げ、契約前に注意すべきポイントを解説します。導入を検討している方はもちろん、10Gbps回線を導入したものの思うような速度が出ないという方にも参考になる情報をお届けしますので、ぜひご確認ください。
10Gbps回線とは、データの通信速度が最大概ね10Gbps※1の光回線のことです。現在一般に普及している光回線は1Gbps回線が主流ですが、その10倍の速度で高速な通信が可能です。データ量が増加し続ける現代のデジタル環境において、需要は高まっていると考えられています。当初は提供エリアが限定的でしたが、年々拡大傾向にあります。
※1 最大概ね10Gbpsとは、技術規格上の最大値であり、実効速度を示すものではありません。
ここでは、各社が提供している10Gbpsの光回線サービスについてご紹介します。
NTT東日本/西日本が提供するフレッツ光クロスやフレッツ光を卸提供するドコモ光10ギガ、SoftBank光10ギガをはじめ、独自回線のNUROやauひかり、電力系回線のeo光やコミュファ光でも10Gbpsの光回線サービスを提供しています。
10Gbpsの光回線サービスは複数ありますが、中でも回線事業者の最大手であるNTT東日本/西日本が提供するフレッツ光クロスについて詳しく解説します。
フレッツ光クロスは、フレッツ光(FTTHアクセスサービス※2)史上最速の通信速度を誇るFTTHアクセスサービスで、2020年4月より提供されています。最大概ね10Gbpsの通信速度により、人気のゲームや高品質な4KのIP放送サービスなど、安定した大容量通信を快適に楽しむことができます。
※2 FTTH(Fiber To The Home)アクセスサービスは、光ファイバーを使って直接家庭や企業にインターネット接続を提供するサービスです。
フレッツ光クロスの提供エリアは、サービス開始当初はごく一部のエリアに限られていましたが、年々拡大しています。
ただし、提供エリア内でも一部の市区町村に限られているケースや設備の状況等によりサービスを利用できないケースがあるため、契約前にNTTへ確認することが必要です。
現在の提供エリアと今後提供予定のエリアは下記よりご確認いただけます。
※サービス提供エリアの全ての住所でのサービス提供を保証するものではございません。詳細はNTTへお問い合わせください。
全域提供
23区、狛江市、三鷹市、調布市、稲城市、小金井市、小平市、清瀬市、西東京市、東久留米市、東村山市、東大和市、府中市、武蔵野市、日野市、福生市、羽村市
一部提供
あきる野市、国立市、国分寺市、青梅市、昭島市、多摩市、武蔵村山市、町田市、立川市、八王子市、西多摩郡瑞穂町
全域提供
横浜市旭区、横浜市磯子区、横浜市栄区、横浜市金沢区、横浜市戸塚区、横浜市港南区、横浜市港北区、横浜市神奈川区、横浜市瀬谷区、横浜市西区、横浜市南区、横浜市青葉区、横浜市泉区、横浜市中区、横浜市都筑区、横浜市緑区、横浜市保土ヶ谷区、川崎市幸区、川崎市高津区、川崎市多摩区、川崎市中原区、川崎市宮前区、川崎市麻生区、茅ケ崎市、綾瀬市、大和市、逗子市、藤沢市、平塚市、南足柄市、高座郡寒川町、足柄上郡開成町、三浦郡葉山町、中郡二宮町、中郡大磯町
一部提供
横浜市鶴見区、川崎市川崎区、相模原市中央区、相模原市南区、相模原市緑区、横須賀市、海老名市、鎌倉市、厚木市、伊勢原市、座間市、小田原市、秦野市、足柄上郡松田町、足柄上郡大井町、足柄上郡中井町、愛甲郡愛川町
全域提供
千葉市稲毛区、千葉市花見川区、千葉市中央区、千葉市美浜区、千葉市緑区、市川市、船橋市、習志野市、松戸市、白井市、浦安市、鎌ヶ谷市、流山市、四街道市
一部提供
千葉市若葉区、市原市、成田市、袖ケ浦市、大網白里市、東金市、八街市、木更津市、柏市、茂原市、八千代市、君津市、銚子市、旭市、印西市、我孫子市、鴨川市、佐倉市、山武市、富里市、野田市、香取市、匝瑳市、富津市
全域提供
さいたま市西区、さいたま市浦和区、さいたま市桜区、さいたま市南区、ふじみ野市、志木市、新座市、草加市、富士見市、北本市、和光市、蕨市、南埼玉郡宮代町、入間郡三芳町、三郷市、越谷市、戸田市、所沢市、川口市、八潮市、桶川市、入間市、北足立郡伊奈町、比企郡小川町、比企郡吉見町、入間郡毛呂山町
一部提供
さいたま市緑区、さいたま市見沼区、さいたま市大宮区、さいたま市中央区、さいたま市岩槻区、さいたま市北区、坂戸市、狭山市、飯能市、本庄市、羽生市、加須市、吉川市、久喜市、熊谷市、幸手市、行田市、鴻巣市、春日部市、上尾市、深谷市、川越市、鶴ヶ島市、秩父市、朝霞市、東松山市、日高市、蓮田市、白岡市、児玉郡神川町、秩父郡小鹿野町、秩父郡横瀬町、比企郡滑川町、北葛飾郡杉戸町
全域提供
札幌市中央区、札幌市東区、札幌市白石区、札幌市豊平区、札幌市厚別区
一部提供
札幌市北区、札幌市南区、札幌市西区、札幌市手稲区、札幌市清田区、室蘭市、石狩市、登別市、苫小牧市、北広島市、石狩郡当別町
2024年12月3日より提供開始予定
恵庭市、江別市、小樽市、千歳市
全域提供
仙台市若林区
一部提供
仙台市青葉区、仙台市宮城野区、仙台市太白区、仙台市泉区、多賀城市、白石市、塩竈市、岩沼市、気仙沼市、石巻市、宮城郡七ヶ浜町、柴田郡村田町、柴田郡大河原町
2024年11月提供開始予定
栗原市、大崎市、登米市、東松島市、富谷市、名取市、宮城郡利府町、柴田郡川崎町、遠田郡美里町、遠田郡涌谷町、黒川郡大衡村、黒川郡大和町
全域提供
新潟市東区、新潟市中央区
一部提供
新潟市秋葉区、新潟市南区、新潟市西区、新潟市西蒲区、新潟市北区、新潟市江南区
一部提供
宇都宮市、佐野市、小山市、真岡市、足利市、栃木市、那須塩原市、芳賀郡芳賀町
2024年11月提供開始予定
下野市、日光市、矢板市、塩谷郡塩谷町、塩谷郡高根沢町、那須郡那須町
一部提供
安中市、伊勢崎市、館林市、桐生市、高崎市、渋川市、沼田市、前橋市、太田市、藤岡市、北群馬郡吉岡町、北群馬郡榛東村、邑楽郡千代田町、邑楽郡板倉町、邑楽郡明和町、利根郡昭和村
2024年11月提供開始予定
みどり市
一部提供
つくば市、ひたちなか市、笠間市、古河市、高萩市、桜川市、取手市、常総市、神栖市、水戸市、石岡市、潮来市、土浦市、日立市、龍ケ崎市、稲敷郡阿見町、稲敷郡美浦村、猿島郡境町
2024年11月提供開始予定
つくばみらい市、結城市、常陸大宮市、筑西市、北茨城市、東茨城郡茨城町、那珂郡東海村
一部提供予定
2024年11月提供開始予定
長野市
(2024年8月1日現在)
参考:NTT東日本 フレッツ光クロス提供エリア
大阪市、堺市、岸和田市、豊中市、池田市、吹田市、泉大津市、高槻市、守口市、枚方市、茨木市、八尾市、泉佐野市、富田林市、寝屋川市、松原市、大東市、和泉市、箕面市、門真市、藤井寺市、東大阪市、泉南市、四条畷市、交野市、大阪挟山市
2024年9月提供開始予定
河内長野市、羽曳野市、摂津市
和歌山市、田辺市、岩出市
京都市、宇治市、亀岡市、城陽市、向日市、長岡京市、八幡市、京田辺市、木津川市
2024年9月提供開始予定
福知山市、舞鶴市
奈良市、大和高田市、橿原市、香芝市、王寺町
2024年9月提供開始予定
大和郡山市、桜井市
大津市、彦根市、長浜市、近江八幡市、草津市、守山市、栗東市
2024年9月提供開始予定
甲賀市、野洲市、東近江市
神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市、芦屋市、伊丹市、加古川市、宝塚市、川西市、三田市
2024年9月提供開始予定
洲本市、豊岡市、赤穂市、西脇市、小野市、猪名川町
名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市、瀬戸市、半田市、春日井市、豊川市、津島市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、蒲郡市、常滑市、江南市、小牧市、稲沢市、東海市、大府市、知立市、尾張旭市、岩倉市、日進市、清須市、北名古屋市、あま市、長久手市
2024年9月提供開始予定
犬山市、高浜市、豊明市、東郷町、扶桑町、蟹江町、東浦町、武豊町、幸田町
静岡市、浜松市、沼津市、三島市、富士宮市、富士市、磐田市、焼津市、掛川市、藤枝市、御殿場市、袋井市、裾野市、長泉町
2024年9月提供開始予定
島田市、菊川市、吉田町
岐阜市、大垣市、高山市、多治見市、関市、羽島市、美濃加茂市、各務原市、可児市、瑞穂市
2024年9月提供開始予定
北方町
津市、四日市市、伊勢市、桑名市、鈴鹿市
2024年9月提供開始予定
亀山市
2024年10月提供開始予定
広島市、東広島市
2025年1月提供開始予定
呉市、三原市、福山市、三次市、廿日市市
2024年10月提供開始予定
岡山市
2025年1月提供開始予定
倉敷市、総社市
2024年10月提供開始予定
松山市
2025年1月提供開始予定
今治市、新居浜市、西条市、伊予市、松前町
2024年10月提供開始予定
北九州市、福岡市、大牟田市、久留米市、飯塚市、行橋市、志免町
2024年12月提供開始予定
筑紫野市
2025年1月提供開始予定
柳川市、筑後市、大川市、小郡市、大野城市、宗像市、古賀市、福津市、朝倉市、宇美町、篠栗町、粕屋町、苅田町
2024年10月提供開始予定
佐賀市、鳥栖市
2025年1月提供開始予定
神埼市
2024年10月提供開始予定
熊本市
2025年1月提供開始予定
八代市、人吉市、宇土市、大津町、菊陽町、益城町
2024年10月提供開始予定
鹿児島市、鹿屋市、薩摩川内市
2025年1月提供開始予定
霧島市、奄美市、姶良市
2024年10月提供開始予定
宮崎市
2025年1月提供開始予定
都城市、延岡市、日向市
(2024年5月10日現在)
参考:「フレッツ 光クロス」の提供エリア拡大について
フレッツ光クロスをご利用になるには、10Gbpsの通信に対応した環境が必要です。
最大概ね10Gbpsの通信速度を実現するためには、10Gbps対応のルーターやLANポートが10GBASE-TかつLANケーブルがカテゴリ6a以上のLAN環境が求められます。
フレッツ光クロス対応ルーターについては、以下をご確認ください。(2024年8月7日現在)
「フレッツ 光クロス」対応レンタルルーターの仕様
対応状況一覧表(他社ブロードバンドルーター)
フレッツ光クロスの料金について解説していきます。初期費用は、ご利用予定の建物の設備状況によるため個々のケースで異なります。月額費用は、6,000円~7,000円ほどで、割引プランを利用することでコストを抑えることが可能です。
初期費用 |
月額費用 |
レンタルルーター月額費用 |
---|---|---|
契約料(1契約ごと)880円 ※ルーターをレンタルする場合、以下の初期費用がかかります。 |
6,050円 |
550円 |
初期費用 |
月額費用 |
レンタルルーター月額費用 |
---|---|---|
契約料(1契約ごと)880円 ※ルーターをレンタルする場合、以下の初期費用がかかります。 |
6,930円 |
550円 |
参考:フレッツ 光クロス(FTTHアクセスサービス)サービスメニュー , 「月額料金」に関するよくあるご質問
※記載されている金額はすべて税込の金額です。
※2024年8月時点の情報です。お申し込み時の正確な金額はNTTへお問い合わせください。
※上記は回線利用料の情報ですので、別途フレッツ光クロス対応プロバイダの利用料が必要です。
インターネットの利用には、フレッツ光クロスのような光回線とプロバイダ両方の契約が必要です。フレッツ光クロスに対応したプロバイダについて解説していきます。
プロバイダの提供するサービスにはPPPoE方式とIPoE方式の2種類の接続方式があります。
💡豆知識
PPPoE(Point-to-Point Protocol over Ethernet)は、Ethernetネットワーク上でPPP(Point-to-Point Protocol)を用いる従来の接続方式です。PPPoEでは、ユーザーがプロバイダから提供されるユーザー名とパスワードを使って接続します。これにより、接続の認証と管理が行われます。
IPoE(Internet Protocol over Ethernet)は、Ethernetネットワーク上で直接IPプロトコルを用いる新しい接続方式です。IPoE方式では、特別な接続設定が不要で、対応機器があればインターネットに接続可能です。
現在、フレッツ光クロスに対応したPPPoE方式のサービスを提供するプロバイダはほぼおらず、ほとんどがIPoE方式でサービスを提供しています。
上記に挙げたようなプロバイダがフレッツ光クロスに対応しています。フレッツ光クロスに対応したプロバイダは従来の1Gbps回線などに比べると限定的で、選択肢が多くない為事前にプロバイダの対応状況と評判などチェックするといいでしょう。
速度測定サイトの結果をもとにフレッツ光クロスの実測値をご紹介します。
フレッツ光クロスの時間帯別の平均速度情報(直近3ヶ月)
時間帯 |
Ping |
ダウンロード |
アップロード |
---|---|---|---|
朝 |
12.66ms |
1453.01Mbps |
1890.32Mbps |
昼 |
11.98ms |
1208.84Mbps |
1627.77Mbps |
夕方 |
12.42ms |
1151.61Mbps |
1638.12Mbps |
夜 |
12.72ms |
1032.91Mbps |
1521.96Mbps |
深夜 |
12.77ms |
1183.56Mbps |
1597.14Mbps |
※みんなのネット回線速度フレッツ光クロスの通信速度レポート2024/8/2時点(直近3ヶ月に計測された4323件のフレッツ光クロスの測定結果の平均値)の数値です。数値は都度変動します。
参照:みんなのネット回線速度 フレッツ光クロスの通信速度レポート
上記の結果から、昼夜問わず低Pingで高速かつ安定した通信品質であることがわかります。
ここで、もめちゃんノートを運営するかもめインターネットのフレッツ光クロス対応サービスの実測値もご紹介します。
こちらは特に良い例ですが、理論値に迫る通信品質です。
こちらは、Pingは低いようですが、ダウンロードとアップロード速度が100Mbpsを下回っています。このような場合は、ルーターやスイッチングハブ、LANケーブルなど周辺機器の仕様がボトルネックになっている可能性が考えられます。周辺機器を見直すことで、通信速度の大幅な改善が期待できます。
※かもめインターネットご契約者様向けアンケート(2024年3月実施)の回答より一部抜粋
フレッツ光クロスの例を挙げて、10Gbps回線のサービス内容について解説しました。
ここで、10Gbps回線を契約する前に注意すべきポイントをまとめます。
10Gbps回線は、各社提供エリアが拡大していますが、1Gbps回線と比べるとまだまだ提供エリアは限定的です。また、提供エリアに含まれていても、利用場所の建物の設備状況により利用できない場合があります。契約前に回線提供事業者に問い合わせて確認をする必要があります。
10Gbps回線の利用には、10Gbpsの通信速度に対応した環境が必要です。思ったような通信速度が出ない場合、LANケーブルやLANポートなどのLAN環境やパソコンやルーターなどの端末機器が10Gbps対応であるかを確認しましょう。
10Gbps回線の月額費用は、1Gbps回線と比べて500~1,000円程高くなります。また、10Gbps対応の周辺機器を揃えるためのコストも発生します。戸建てや集合住宅、キャンペーンの有無などによってコストがどの程度上がるかは個々のケースで異なるため、事前にコスト面を確認した上で契約を進めることをお勧めします。
フレッツ光クロスに対応したプロバイダは1Gbps回線と比べると限定的で、選択肢が多くありません。10Gbps回線に申し込んだものの契約中のプロバイダは10Gbps回線に対応していなかったという事態にならないためにも、あらかじめプロバイダの対応状況を確認し、契約先を決めておきましょう。
高い通信品質で今後も需要が高まると考えられる10Gbps回線。各社で対応エリアが広がりつつあるけど、まだ限定的で、利用場所の設備状況によっては利用できないケースもあるみたい。10Gbps対応の環境が整っていないと期待通りの速度が出ないので、対応エリアやコスト、プロバイダ含めて事前に下調べすることが大切だよ!
ちなみに、もめちゃんノートを運営するかもめインターネットも10Gbps回線対応のv6プラスXサービスを提供中!ぜひプロバイダ選びの候補に入れてね。
10Gbps回線光クロス対応プロバイダなら、
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1996年に神奈川県発の地域プロバイダとしてスタートした老舗のプロバイダです。
長年の実績に基づく高品質なサービスと丁寧なサポートで、快適で安定したインターネット環境を日本全国へ提供します。
転送量や通信方式の制限がないため、デバイスや通信量が多くても通信速度が制限されることはありません。業界随一の大容量設備に加えて、IPv6対応のv6プラスで夜間休日も安定した高速通信を利用できます。10Gbps回線光クロスに対応した接続サービスや固定IPも提供しております。
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