プロバイダ・回線
v6プラスが高速通信できる理由とは? IPv6やIPv4など関連用語も合わせて解説!
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通信機器
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テレワークやオンライン授業などが定着しつつある中で、ますます家のネット環境が重要になってきています。Wi-Fiなどの無線LANは家中どこでもネットが利用できますが、通信の安定性が気になるときはLANケーブルを使った有線LANが安心です。
LANケーブルは規格や形状、長さなどの様々な違いがあり、適切なLANケーブルを選ぶことが回線速度を向上させるコツです。この記事ではLANケーブルの規格と選び方を解説します。
LANケーブルはインターネットに接続するために使用されるケーブルのことで、パソコンやゲーム機などの通信機器をルーターやモデム、ハブなどと接続します。
LANケーブルで接続されたネットワークは有線LANと呼ばれ、ネットワーク構築の最も一般的な接続方法です。
一方、無線LANはLANケーブルを使用せずに電波を利用して機器同士を接続する方法です。
電波が届く範囲内であればどこでも利用できて便利ですが、遮蔽物やコンクリート壁、鉄扉などがあると通信が不安定になりやすいのがネックです。また初期設定や接続に少し手間がかかることがあります。
その点、有線LANは通信が安定していて、ケーブルを機器に差し込むだけで簡単に利用できるのがメリットです。
オンラインゲームや動画の視聴、大事なオンライン会議などの際には有線LANの方がストレスなくネットを使えることでしょう。
LANケーブルはケーブルの構造や信号のノイズ耐性などによっていくつかのカテゴリに分類されます。
基本的にカテゴリの数字が大きくなるほど伝送帯域※1が広くなり、通信速度が高速になります。
※1伝送帯域
データ転送時の周波数の最高周波数と最低周波数の差を表す値。差の幅が広くなるほど1秒間に転送するデータ量が多くなります。
使用している機器や契約している光回線・プロバイダの速度に見合わないカテゴリのケーブルを使うと、高速回線を契約していても速度が出ないことがあります。
例えば、以前から使っているケーブルがカテゴリ5だった場合、最大10Gbpsの光回線契約に変更してもLANケーブルによって通信速度が100Mbpsまでに制限されてしまいます。
一般的なご家庭での利用にはカテゴリ5e、6、または6Aがおすすめです。
1Gbps以上の回線を利用している場合はカテゴリ6Aのケーブルを使いましょう。なおカテゴリ7以上のケーブルは接地処理が必要になるため、一般家庭での利用には向いていません。
カテゴリはLANケーブルに印刷されているのが一般的です。「回線契約を変更したのに今までと速度が変わらない」という際には、ご利用機器の設定などと併せて確認してみましょう。
適切なカテゴリが分かったら、使用環境に合わせてLANケーブルの形状と長さも確認しましょう。
LANケーブルの形状には主に強度・耐ノイズ性に優れたスタンダードタイプ、細くて柔軟性のあるスリムタイプ、ドアのすき間にも通せるフラットタイプがあります。配線する場所やご自分の用途に応じて選ぶと良いでしょう。
また、ケーブルの長さも重要なポイントです。短すぎると機器同士が引っ張られて危ないですし、長すぎるとノイズによる通信品質が低下するかもしれません。
モデムとルーターの接続には30cm程度の短いケーブルが、室内でパソコンとルーターまたはモデムを直接するには1~2m程度のケーブルが、それぞれおすすめです。
ケーブルの芯線にも違いがあります。
LANケーブルの内部は8芯の銅線で構成されていますが、それぞれの芯の作りによって「単線」と「より線」の2種類に分類されます。
「単線」は1本の銅線で1芯が構成されており、信号を効率よく伝送できるため長距離の利用に適していますが、銅線が太くてケーブルが固くなるため、入り組んだ場所や狭い場所での配線は難しいかもしれません。ビルやマンションなど、大きな建物などでの利用に適しています。
「より線」は複数の細い銅線を寄り集めて1芯が構成されており、ケーブルが柔らかいため「単線」よりも取り扱いが容易ですが、信号を伝送するためには細い銅線を束ねる必要があります。「単線」と比較すると伝送効率が落ちますが、家庭での利用であればほとんど影響は無いでしょう。
通信速度・安定性に優れた有線LANだけど、それは適切なLANケーブルを選んでこそのお話。
機器や回線速度から適切なカテゴリと、設置場所に合った形状・長さを選ぶことではじめて高速回線の速度を活かすことができるよ!
一般的にはカテゴリ5e、6または6AのLANケーブルがおすすめ。カテゴリ7以上のケーブルは使うのに工事が必要になるかもしれないから注意してね。
利用場所に適したLANケーブルを選んで、快適なネット環境を手に入れよう!
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